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亀山旭『ベトナム戦争』(5)
 亀山旭氏はベトナムにおける韓国軍の士気が高いことをあげ、これがベトナム人の憎しみを買っていると指摘している。
 
 ・・・色の違う米軍に殺されるのと、同じアジア人で、ドルのためにやって来た(彼らはそう信じている)韓国軍に殺されるのをベトナム人は区別する。韓国軍はヘリコプターや火器に依存する米軍を臆病だといい、政府軍は戦意がないとけなす。そして猛虎師団は「べトコンにはベトコン戦法」というわけで、わずか10ヶ月の間に1万1000回の待ち伏せ攻撃をした。また兵士たちは洞窟の中にも飛びこんで、その中にひそむベトナム人を刺し殺す。一部の韓国の特派員たちは本国の新聞にこうした韓国軍を「神出鬼没」とたたえ、その武勇伝を大きく載せる。
 ・・・(中略)こうした状況のなかで気負い立った正義感やひとりよがりの使命感で戦う韓国軍は、ベトナム人にとって迷惑というより、憎しみの対象だったといえる。韓国軍の戦いぶりは悪意をもって南ベトナム全土に広がっていった。私はサイゴンのベトナム人に、その戦いぶりはともかく、韓国軍の規律はきわめて厳格だと弁護したことがある。しかしベトナム人たちはあなたは一部を見ただけか、あるいは韓国側の宣伝に乗ったのだと言って譲らなかった。あるベトナム人記者は私が韓国軍も訪問するといったら、約束していた地方旅行への同行を断った。解放放送が韓国軍の残虐行為について述べると、ふだんは「共産側の宣伝」だと言って放送を信用しない反共の人たちでも素直にそれを信じるのだった。(131〜133ページ)

 ここで言う「気負い立った正義感やひとりよがりの使命感」とは「自由主義陣営国家の一員としてインドシナ半島の共産化を防がなければならない」という冷戦当時の国際認識を言うのである。
| gimonshi | 10:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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